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「運動した日は、気持ちよく眠れた」という経験は、誰しもお持ちになっているでしょう。実際、運動をした後は、睡眠効果が高まります。 運動は、ひとつには、寝つきをよくする効果があるのです。 体温が下がってくると眠くなり、しかも、最高体温との落差が大きいほど眠気は強くなるため、体温が下がり始める前に運動をして、体温をしっかりと上げておくと、その後の体温の落差が大きくなり、寝つきをよくするということです。 もうひとつは、深い睡眠を増やす効果があります。 運動と睡眠の関係を調べた研究によれば、日常的に運動している人は、運動習慣のまったくない人と比べて、深い眠りのノンレム睡眠が多く現れることが分かっています。 つまり、運動によって睡眠の質を上げることができるのです。 ただし、やみくもに運動しても、睡眠効果は得られません。 運動して心地よく眠るには、コツがあるのです。 まず大切なのは、運動をするタイミングです。 体温が下がり始める前にできるだけ体温を上げることが目的ですから、午前中や午後の早い時期では意味がありません。 でも、そうかといって、夜遅くなって運動をするのもよくありません。 体温がなかなか下がらず、かえって寝つきが悪くなってしまうのです。 それに、夕食後の筋肉疲労は眠りを促進しないという研究データもあります。 ベストタイミングは、夕方から1日でもっとも体温が高くなる夜7時〜8時頃までの間。このタイミングで運動をして体温のピークをより高く、長くすることで、その後の体温の落差が大きくなり、スムーズに眠りに入っていくことができます。 ただし、ハードすぎる運動はよくありません。 週に1回程度でいいので、運動を習慣化することが大切です。 その点、ウォーキングなら、いつもの駅よりひとつ手前で降りて家まで歩くというように、無理なく日常生活に取り入れることができます。 運動には気分転換やストレス発散の効果もありますので、夕食後までに適度な運動で気分をリフレッシュさせれば、運動の睡眠効果とあいまって、スムーズに深い眠りに入っていくことができるでしょう。 |
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