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誰でも、仕事のことが気になったり、家庭生活でトラブルがあったりしますと、昼間はゆっくり考える暇がないため、夜寝ながらじっくり考えてみようとします。 これは確かに、よい方法ではありますが、気をつけなければいけないことがあります。 それは、快適でいい睡眠を取るためには、反省したり熟慮することは、ふとんの中でしてはいけないということなのです。 たとえば、夜寝ながら、自分が交渉相手と問題を起こし、うまくいかなかったことを思い出し、「ああ、しまった」とか、「ああすればよかった」とか、「いや、あれがダメだった」などと反省しだすと、逆に目がさえてしまって眠れなくなってしまいます。 その結果、不眠症になったり、肉体的・精神的疲労が回復しないまま、さらに成績を落とすという悪循環に陥ってしまうのです。 ですから、もし反省すべきことがあれば、就寝時間より前に反省する時間をつくり、そして、そこで反省するだけ反省して、寝るときは「今日は楽しかった、ありがとう」と感謝の気持ちだけを抱いて寝るようにします。 ただ、反省するにも注意が必要ですよ。 向上するためには反省は必要不可欠で、反省しなければ、いつまでも同じミスや過ちを繰り返してしまいますが、人は反省することによって、スキルやノウハウを高め、自分の人格すら高めていくことができるのです。 しかし、「なぜ、あのときあんな事故を起こしてしまったのだろう。おれは本当にバカだった」などと頭を抱え込むのは、反省によって自分が自分の心を責め立てることとなって逆効果になります。 これは反省ではなく後悔であり、後悔はいくらしても、次のステップにつながらず、右往左往して悩みぬくだけで、どうすればよいかわからないために、延々と悩むことになります。 本当の反省とは、してしまったことを分析し、そして次のステップに駆け上がることです。 いずれにしても、重要なのは、休息を取るときに余計な雑念を 浮かべるような状況を作らないことです。 繰り返しますが、しっかりと休んで精神と肉体の疲労を取り除 くためにも、ふとんに入ったら、あれこれ考えることはやめましょう。 |
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