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私たちは1日の3分の1を睡眠に費やしています。 それは、寝ている間にしかできないことがあるからです。 消耗したスタミナを回復するだけなら、静かに横たわっているだけでもそれなりに効果はありますが、昼間の活動で酷使した脳や身体のメンテナンスは、睡眠中にしかできないようです。 とくに重要なのが脳のフレッシュアップ。 脳は全身の中でも、もっともめまぐるしく働いている器官です。 ほかの器官や運動機能、言語機能、自律神経、ホルモンなどをコントロールし、思考や感情をつかさどり、全身にさまざまな命令を出しています。 そのためエネルギー消費量も多く、適度な負担がかかりますと、オーバーヒートしがちになります。 そこで睡眠を取って脳をクールダウンさせながら、体温やホルモンの調整をしているわけです。 それでは、睡眠中、どのように脳や体のメンテナンスが行われているのかを説明しましょう。 眠りの浅いレム睡眠中に、ギョロギョロと目玉が動いており、急速眼球運動といいます。 この急速眼球運動が引き金となって、レム睡眠中にはストーリー性に富んだ鮮明な夢を見ます。 そして、この間に、昼間の出来事や学習したことを整理して記憶を固定したり、ストレスを緩和していると考えられています。 また、ストレスが増えたり勉強したりしますと、レム睡眠が多く現れることもわかっています。 もう一方のノンレム睡眠中は、眠りが深く、レム睡眠と比べますと、ほとんど夢を見ないのが特徴です。 ノンレム睡眠中は、体温が一気に低下して代謝量が日中の半分以下に落ち、心拍数や血圧も下がって、全身がリラックスした状態にあります。 そうして体が活動を休止している間に、脳から成長ホルモンが大量に出て、日中にたまった疲労を回復させ、新陳代謝を促して傷んだ肌や筋肉などの修復作業を行っています。 このように、二つの睡眠が1セットになって、心身の疲労を回復させ、翌日に備えているということです。 つまり、体は眠ることで、毎日リセットされているのです。
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