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睡眠・快眠で疲れを取るためには、日々の生活に充実感と満足感を持つことが必要で、それが持てない限り、睡眠だけで疲れを取ることは難しいでしょう。 疲れがどっと出る理由としては、仕事でも日常生活でも不満を抱えることが多く、満足感に浸る状況が極端に少なくなっているからです。 人間は、好きなことに熱中しているときは、たとえ徹夜をしても、疲れを感じないものですが、自分の嫌いなことや、あるいは会社の上司の命令でイヤイヤ休日出勤をするような場合には、どうしても心の中に上司への不満とか、仕事に対する不満があって、心に充実感がないため、疲れが体に蓄積されてしまうのです。 疲れ具合は、自分が今していることに「満足している」か、あるいは「満足していない」かに大いに関連があり、現代の社会人に疲労感の度合いが高まっているのは、社会や仕事に対する不満が鬱積しているからです。 「上司の命令で、徹夜してやり遂げた仕事なのに、上司の命令ミスということで無駄骨になったよ」「自分が今やっている仕事は、誰の役に立っているのか」 などといった会社の不満に始まり、家庭での不満、あるいは人間関係の不満など、不満を挙げていけばキリがありません。 このように、人間は、不満をためていけばいくほど、それに比例して精神の疲労と肉体の疲労が二つとも蓄積されているのです。 不満を感じることが疲れをためることになり、充実感や満足感に浸ることが疲れを解消するのは、脳の働きと関係が深いのです。 私たちの体は約60兆もの細胞からできているといわれており、それを集中コントロールしているのが脳なのです。 疲れの原理とは、体の構成単位である細胞が、エネルギーを失ってしまい、細胞が本来の働きをすることができなくなった状態のことです。 要は、細胞が活動するためには、エネルギーが消費されます。 そのときに老廃物もたまっていきますが、その老廃物を体外へ放出することによって、細胞は再び活性化して活動できるようになるのです。 これの循環がスムーズにいかず、細胞内に老廃物がたまったままの状態になりますと、疲れとして、脳が感じているのです。 つまり、細胞が運動するためのエネルギーが切れた状態になったということです。 ですから、老廃物を体外に排出し、もとの元気な細胞に戻すためには、細胞にエネルギーを補給しなければなりませんが、その働きをするのがドーパミンといわれる満足ホルモンなのです。 このホルモンが分泌されますと、細胞が常に活性化された状態を保ちますので、いくら長時間働いても脳が疲れを感じ取らないということです。 この満足ホルモンであるドーパミンを分泌させるためには、常に満足感に浸れるような精神状態に自分自身を置く訓練をしなければならないということです。
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